投稿日:2021/2/1
コーヒーブレイク
コーヒーの味の違いを左右する精製方法って何?
前回はコーヒーの味はいろんな要素で違うことをお伝えしました。
①種類による違い ②栽培条件の違い ③精製方法による違い
その中の③精製方法について詳しく書いてみます。
コーヒーは次の過程を経て生豆になります。
1.果実 → 2.果肉をはがす → 3.粘液質がある種子 → 4.水で洗浄
コーヒーの生豆にするには乾燥をするのですが、どの段階で乾燥するかで分類されます。
〇非水洗処理方法(ナチュラル)
写真1.の段階で乾燥し、その後脱穀します。
果実が付いたまま乾燥させるので、熟した果実が発酵し 生豆にそれが移るため、とても個性的な味になります。
水で洗浄しないので、混入物が入っている場合がありますが、 大量の水を使わないので環境にやさしい精製方法です。
〇水洗処理方式(ウォッシュド)
写真4.の洗浄後に乾燥、脱穀します。
果肉をきれいに洗い流すので、とてもすっきりした味になります。
洗浄のための大掛かりな設備が必要なのと、 水を大量に使って汚染水を出すことが欠点と言われています。
〇パルプドナチュラル(ハニー)
写真3.の段階、つまり果肉をはがし、 粘液質を洗わずに乾燥し、脱穀します。
ナチュラルとウォッシュドの中間です。 粘液質をのこしたまま乾燥するので、ナチュラルに近い味になります。
水もウォッシュド程使わないので、環境にも優しいですね。
ホンジュラスは95%はウォッシュドと言われています。
プンタルトはナチュラルはありませんが、ハニーはありますので味を比べてみてくださいね!
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